元祖博多めんたい重

めんたい重だより vol.13

立春が過ぎ、暦の上では春となりましたが、まだまだ寒い日が続いています。
先月には大学入学共通テストも終わり、いよいよ受験シーズン本番となりました。
かつて奈良の平城京に次ぐ国内で 2 番目の都市として栄えた太宰府(現:福岡県太宰府市)には「学問の神様」として知られる太宰府天満宮があります。
太宰府天満宮は、菅原道真公を御祭神とする全国約 1 万 2000 社の総本宮です。

菅原道真公が幼少の頃より学業に励み、元慶元年(877 年)10 月 18 日、33 歳の若さで学者としての最高位である文章博士になったことに因み、
毎年 10 月 18 日に合格を祈願する 「特別受験合格祈願大祭」が御本殿にて執り行われます。
10 月 1 日~31 日の大祭期間中、楼門には登龍門伝説の故事になぞらえた「飛龍天神ねぶた」 が飾られ、天高く登る龍のように
難関を突破する願いを込めて受験生が楼門をくぐります。
受験合格祈願を受ける方には、登龍門伝説に因んだ【特別御札・特別御守・特別絵馬・掛け衿】が授与されるそうです。

また、太宰府天満宮は昨年、2023 年 5 月から 124 年ぶりに御本殿(国指定重要文化財)の大改修が行われていて、
改装期間中は「仮殿」を参拝することになります。 “太宰府天満宮の周辺に広がる豊かな自然が御本殿前に飛翔し、
屋根に森が現れる” というコンセプトでデザインされたそうです。
3 年という限られた期間のみ参拝できる「仮殿」。またとない貴重な機会にぜひ訪れてみてください。

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